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討伐日記

自然を大切にしようと騒がれているこのご時世に、雑木及び雑草の討伐に駆り出されてきた火葛です。
時刻は夕刻。
辺りは暗く、敵としてはやりやすい環境にありました。
しかも、雨が降ったこともあり、私は自慢の焔も出せない始末。
仕方なく軍手を装備して討伐に向かいました。

レベルの低い雑草たちは、武器がなくとも簡単に排除できました。
ただ手で抜けば一撃で葬ることが出来るほど、彼らは弱かったからです。

徐々にその数を減らしていく雑木雑草連合軍。
あとから加わった装備“枝切りばさみ”の加勢もあり、そのスピードは加速する一方でした。
これならいける!
勝利を確信した私は、敵の頭、ランタナに切りかかりました。
しかし…。
バキッ…!
金属の砕ける音が響く。
それまで難なく敵を切り裂いてきた“枝切りばさみ”の双刃が、根元から折れたのだ。
戦友を失った私は、怒りに我を忘れ、ランタナをつかんで引き抜こうとしました。
が、その行為が間違いだったのです。
闇が視界を奪っていたこともあり、ランタナの特性を忘れていました。
――きれいな花には刺がある。
和名で七変化とよばれるランタナにも、刺があったのです。

軍手を突き破り、無数の刺が私を襲いました。
さすがの痛みに、手を離して距離をとる私。

傷つかない表皮。触るものを拒む刺。
これらを攻略するにはどうしたら…。

と、ある噂を思い出しました。
裏の倉庫には、樹木に対して絶大な攻撃力を誇る伝説の剣がある、と。

私はランプを持ち、急いで裏に向かいました。

そして、ついに見つけたのです。
伝説の剣“鋸”を。

さっそく装備した私は、ランタナに切りかかりました。
するとどうでしょう。“枝切りばさみ”の双刃さえ通さなかった表皮に、“鋸”の細やかな刃が突き刺さったのです。

“鋸”を前後に動かすごとに切り裂かれていくランタナ。
やがて、その巨体は地に伏したのでした。
その根は抜くことはできなかったものの、腐って使いものがなくなるでしょう。

私は、ランタナの亡骸に黙祷を捧げ、家路についたのでした。

※この話は脚色夥多のノンフィクションストーリーです。


以上、のこぎりの使い方のレベルが結構上がった火葛でした。
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No title

これは、まさか冒険物かと思ったらw
リアル話なのねー。
壮大すぎるww

No title

>七不思議さん
コメントありがとうございます

はい、リアル話です
ただの雑草取りをあえてSS風にしてみました
…できてるかどうかは微妙ですけどね
面白おかしく語ってみました
冒険もの…いつか書いてみたいですねぇ

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設置日 9/17
プロフィール

火葛

Author:火葛
火葛と書いてこくずと読みます
が、最近だとこの名前ほぼ使ってないです

年齢…27歳
性別…一人称は私ですが、男です
好きなもの…ソシャゲ
白猫、ゴ魔乙、アズレン、アリスギア 、FGO…etc
正直挙げるとキリがない

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